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バックアップとアーカイブ:どちらが適切?
バックアップソリューションは、ファイルのコピーを作成して事故や災害からファイルを守ります。一方、アーカイブは、データを長期ストレージに保存します。では、自分や家族はどちらを使用すべきでしょうか? 自分自身を守るために、その方法をどのように選択すべきでしょうか?以下に解説します。
バックアップとアーカイブ:どちらが適切?
誤って悪意のあるリンクをクリックしたり、何かを削除してしまったり、携帯電話を紛失したり、ラップトップに朝のコーヒーをこぼしたりするなど、1つの間違いでデータを永久に消去してしまう可能性があります。データが消えたことで、貴重な思い出を失ったような心の痛みを覚えたり、医療や財務に関する重要な個人情報を紛失したような苛立ちを感じたりするかもしれません。
データを保護する方法
デジタルデータは、私たちの生活において大きな役割を果たしています。そのため、情報を保護する包括的なサイバーセキュリティ計画は、もはや、あれば嬉しいといったものではなく、必要不可欠なものとなっています。そこで登場するのがバックアップおよびアーカイブソリューションです。これらのソリューションを使用することで、必要データに常にアクセス可能な状態を保持しつつ、データを損失や破損から守り、安全に保護することができます。
バックアップとアーカイブの違い
簡単に言うと、バックアップは事故や災害からデータを守るためにデータのコピーを作成することであり、アーカイブはデータを長期ストレージに保存することです。
バックアップとは、データのコピーを作成するプロセスであり、ランサムウェア攻撃やデバイスの紛失時にそのコピーを使用して元のデータを復元することができます。バックアップの主な目的は、すべての重要なファイル、写真、ホームビデオなどの損失を防止することです。通常、バックアップソリューションは自動的に動作し、すべてのデバイスのデータを守るために使用することが可能で、クラウドサービスやオンプレミスソフトウェアにより実装することができます。
一方、アーカイブは、データを別の場所にある長期ストレージに移動するプロセスです。通常、アーカイブするのは、アクセス頻度は低いが、保存する価値の高い大切なデータです。スクラップブックや子供時代の写真など、滅多に見る機会がないものを保存するのにアーカイブを使用する人もいます。OpenTextの Archiving solutions は通常手作業で実行され、コスト効率の高い方法でデータを保存しておき、必要に応じて簡単に取り出し、検索できるように作られています。
どちらのソリューションが適しているか?
答えは、必要とするデータアクセシビリティと安全性によって異なります。決して失いたくない重要な情報であれば、バックアップソリューションが適しています。バックアップソリューションは、緊急時にあらゆるデータを迅速に復元する方法を提供するため、ユーザーは何事もなかったかのように生活を続けることができます。
一方、常にアクセスする必要はないが長期的に保存したいファイルの場合は、アーカイブソリューションが適しているでしょう。定期的に使用するわけではないファイルは、アーカイブソリューションにより、安全でコスト効率の高い保管場所に移動することで、コンピューターや携帯電話のスペースを節約できます。
結局のところ、適切なソリューションは具体的なニーズや条件によって異なりますが、両方を利用するのが便利な場合もあります。このため、自分に最適なサイバーセキュリティ計画を作成するのに役立つ信頼性の高いサービスを選択することが重要です。
OpenTextグループの一つであるCarboniteは、 Carbonite™ Safeに示すようなさまざまなバックアップ ソリューションを提供しています。私たちのソリューションは、カジュアルユーザーからデータセキュリティに大きく依存するユーザーまで、あらゆるレベルのニーズを満たすように設計されています。企業の重要データ、財務情報などをバックアップしたい場合も私たちがお手伝いします。無制限のクラウドバックアップについては、Carbonite Cloud-to-Cloud Backupをご覧ください。
著者: Kyle Machado
CarboniteとWebroot製品のライター。私たちのデジタルライフの安全を守るヒトとモノのストーリーを語ります。
Article · Apr 12, 2023