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Carbonite™ Cloud-to-Cloud Backupの重要性
Microsoftがサードパーティのアプリケーションやサービスの利用を推奨する理由
SaaSアプリケーションを採用している企業のほとんどは、クラウド内にあるデータは安全だと確信しています。しかし、責任共有モデルはお客様のデータを保護するものではありません。オンプレミスでデータを保管していたときと同様、データ保護はお客様の責任なのです。クラウドでも、人為的エラーや障害、サイバー脅威が起こり得ることに変わりはありません。また、Microsoftは提供するサービスでの高い稼働率を実現していますが、お客様が被る可能性のある障害やデータ損失についてはいっさい責任を負いません。このような理由から、MicrosoftなどのSaaSベンダー各社は、ビジネスクリティカルなデータについてはサードパーティのサービスを使ったバックアップを推奨しています。
データに関する責任の所在
SaaSアプリケーションのデータのバックアップは自らが行わな ければならないと理解している IT担当者はわずか13%です(ESG、2021年)。
データ保護は本来、データを所有する企業が単独で責任を負うべきものですが、SaaSベンダーが責任を負うものという誤った認識を持つ企業が35%を占めています。Microsoftが責任を負っているのはサービス自体の提供のみであり、プラットフォーム内のデータの復元性には責任を負っていません(ESG、2021年)。
責任共有モデルにおけるデータ保護責任
簡単に言えば、データが存在するインフラストラクチャとアプリケーションのセキュリティを確保する責任はMicrosoftが、データ自体に対する責任はお客様が負っています。下の図では、Microsoftとお客様の責任の区分を詳細に示しています。
責任共有モデル
MicrosoftとOpenTextの強力な組み合わせ
残念ながら、Microsoft 365では、悪意ある攻撃、障害、同期エラー、ハッカー、マルウェアによるデータ損失からお客様を保護することができません。そこに人為的エラーやさらなるセキュリティインシデントが加われば、サイバーセキュリティの重大な欠陥が生じ、ビジネスクリティカルなデータの損失を招くおそれがあります。
Microsoft 365は強力なプラットフォームですが、日々のバックアップおよびアーカイブのプロセスがありません。 削除された項目を復元するネイティブオプションは、既存のデータを上書きする破壊的な方法であるため、面倒で時間がかかります。さらに、手動または自動でごみ箱からデータが削除されると二度と復元できず、データ損失の観点からもコンプライアンスの観点からも痛手を被ることになります。
OpenTextは、技術的な制約と時間的な制約の両方を取り除くことで、この問題を解決します。細かな粒度でアイテムを復元する場合でも、サイト全体を復元する場合でも、Carbonite™Cloud-to-Cloud Backupなら、Microsoftのネイティブ機能よりも迅速、簡単、かつ確実に実行することができます。
Microsoftのネイティブ機能の制約
保存ポリシーが設定されていない場合は、過去30日間に削除されたアイテムのみ復元できます。
アクティブなファイルが削除されると、同じファイルのすべてのバージョンが削除されます。ファイルバージョンは、独立した復旧ポイントではありません。
訴訟ホールドからの復旧は可能ですが、詳細な検索を実行する手段はありません。
Carbonite™ Cloud-to-Cloud Backupの機能
Microsoft 365、Google、Salesforce、Box、Dropboxのバックアップを自動化
アイテム、メールボックス、サイトを、高速、柔軟、きめ細かに復元
ポイントインタイムリカバリによりデータの復旧が容易
日次スナップショットの参照と検索の実行
優れた冗長性による確かな安心感
無制限のストレージとデータ保持により保存容量が増加